アニメ「ベルセルク(2016)」レビュー! CGの残念感を吹き飛ばす重厚なストーリー!!

   

ベルセルク 第1巻 (初回限定版) [Blu-ray]

放送時期 2016年7月~2016年9月
原作 三浦建太郎
公式HP http://berserk-anime.com/

漆黒の甲冑に身を包み、身の丈ほどの大剣を振り回す黒い剣士、ガッツ。
復讐の旅を続ける彼と、それを追う騎士団。祈りの塔に群がる難民。物狂いの恋人。売春婦たち。
信仰、怨念、愛情、憎悪……。
様々な要素が錯綜するダーク・ファンタジー!

 

評価得点:★★★★☆ 84点(良作)

※ネタバレを含みません

 

全く期待はしていなかったが…

実は放送前、この作品には全く期待していなかった。
その理由は、大きく二つ。

    • どうせCGなんでしょ?
    • どうせ「鷹の団」後の話なんでしょ?

本作が作画にCGを用いるというのは聞いていたし、最近キングダムでクソCGを見たばかりだった(時代古いけどねw)し、本作の前に放映された劇場版「黄金時代編」においても、そのCGのショボさに視聴をやめた経験があるからだ。
正直「CGとかありえんやろ~w」と辟易していた。

もちろん、マクロスのように無機物をCGで描くことは理解できる。
ただ、アニメ中で「人」をCGで描くことについては、まだまだ実用段階にはほど遠いと思っている。
ピクサーぐらいヌルヌル動けばいいですけどw(あれCGだよね?w)

 

そして同時に、本作が劇場版「黄金時代編」の後……つまり「鷹の団」後のお話であることもまた、期待を削いでいた一要素だ。

べルセルクという作品の原作マンガは長寿作品だが、正直言って序盤はあまり面白くない。
ガッツが滔々と悪魔(?)どもを狩るお話が繰り返される上に、ガッツがそれほど強くなく、爽快感にも乏しい……言ってみればグロイだけだというのが、私の原作序盤に対する評価である。
そこで原作が起死回生の一手としてうった(多分)のが、主人公ガッツの過去編である「鷹の団」編であり、それが始まるや否やその面白さは一気に別次元に昇華したわけだが、それはそれとして。

つまり、「黄金時代編以外のベルセルクって面白かったっけ?」というのが、原作を昔中途半端に読んだ私の頭の中にずっと渦巻いていたのだ。
もっとも、「黄金時代編」は先述した劇場作品、および1997年のTV作品「剣風伝奇ベルセルク」(傑作!)によって描かれているため、今更アニメ化しても「またぁ?」という感想にしかならないだろうがw

 

ゴメンナサイm(_ _)m

 

はっきり言って、単純な今クール(続きものを除く)では、毎週毎週一番楽しみにしていたアニメでした。
凄まじいオモシロサです。

 

愛憎入り乱れた物語は深く重い

物語の力、これが圧倒的だろう。

本作を見ながら思い出した。
確かに原作ベルセルクも、このあたりのお話から面白くなっていった気がする!(適当w)

 

信仰という大義名分を押し立てた民衆のエゴ。
その偶像に全てを捧げた一人の司祭。
篤信の中に現実を知る敬虔なる一人の信徒。

そんな人間としての愚かしさと、それ故の混迷を存分に具現化した物語の芯は太く、深い。
そしてそのしがらみに囚われない男の生き様はアツく、その言葉は重い。

なんという壮大なドラマだろうか。
近年、これほどまでにまっすぐに愛憎を描き抜いた作品は他に知らない。
このど重厚なテーマ性だけで、私はすっかりお腹いっぱいだ。

 

或いは、壮大という言葉は不適切なのかもしれない。
本質的に本作にて繰り広げられるドラマは「醜悪」そのものだ。
人によっては大いに拒絶反応を示してもおかしくはなく、腐った汚泥に塗れた物語は、決して万人の評価をよくするところではない。

 

だがそれでも、声を大にして言いたい。

「黄金時代編」と違い、決して万人受けはしないだろう。
失笑する者、嫌悪する者、憤慨する者、否定の意見は多岐に及び、それを否定するつもりは毛頭ない。
だが、少なくとも私にとって本作は、「黄金時代編」編や過去の「剣風伝奇ベルセルク」に勝るとも劣らぬ名作である。

 

CGの功罪。ショボいとは思うが…

極論すれば、CGではなく手描きが良かった。
それは間違いない事実だ。

だが、本作を手描きで描いた場合に、果たして視聴者が納得するだけのクオリティが生まれるだろうか。
誤解を招かぬように言い換えれば、「本作の予算で視聴者を満足させられるアニメーションが構築できたのか」ということを考えなければならないと思う。

 

中途半端な手描き作画(そもそもデジタルアニメーションに手描きって表現微妙だけどw)よりは、CGのほうが全然良かったのではないかというのが、視聴後の感想だ。

もちろん、「ここは手描きでいいだろ!?」というシーンは多々ある。。。
特に非戦闘シーンは可能な限り手描きでやって欲しかった。
戦闘シーンは予算の都合上仕方ないにしても、日常シーンについては違和感は結構ある。
ただし、ほとんど戦闘シーンorキモ系シーンなのでやっぱり違和感少ないかもですww

何度も言うが、予算があるなら手描きがイイに決まってる。
でも、限られた予算の中での解決方法と考えれば、このCGもまあアリかなぁと思えては来るわけだ。
(勿論、二期はフル作画にしてくれても全然いいんだよ!?w)

 

過去編を知らない人は?

ちなみに過去編を知らない人は本作を楽しめるのかといえば、

「結構面白かった」

と実際見た人から意見を頂きました(笑)

 

キャスカ云々の話がわからないため、主人公の背景については全く謎のままだ(解説は無いと言っていいだろう)。
故に、出来れば「黄金時代編」または「剣風伝奇ベルセルク」を先に見ておくべきなのだが、展開されるストーリーの表層部分を理解するのには知識がなくても問題ない。
個人的には、古いですがセル画アニメバンザイな「剣風伝奇」をオススメ致します。(黄金時代編は途中でやめたのでヨクワカラン…)

 

2017年春に続きをやるらしい。
遂にシールケ登場!? 楽しみ過ぎて仕方がないッス!!(・∀・)


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セトシン

セトシン

子育て中三十路副業ブロガー。「天地無用!」の砂沙美ちゃんに魅了され、アニメの世界にどっぷり浸る。 アニメはとにかくシナリオ重視。芯のあるアニメが大好き。泣きたいけど泣かせにかかる要素は大嫌い。とにかくハッピーエンドで泣かせて欲しい人。

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